ワールドトリガー107話を読んで

 

綾辻あやつじAYATSUJI!HOOOOOO!

師匠としての才能ピカイチ! 仕事の出来る男、烏丸京介パイセンの華麗な手配により、修は射撃戦のプロに教わるべく早速嵐山隊の作戦室へとやって参りました。木虎ちゃんお出迎えありがとう! 佐鳥は…相変わらず佐鳥はいないのね……

大規模侵攻の報告記者会見、というか近界遠征の影響で入隊希望者が増え、新入隊員の対応を一任されている嵐山隊は大忙しだそうです。えっ毎月やるの? あの入隊式を? 嵐山隊忙しくて倒れちゃわない? 新入隊員対応部隊増やしませんか? あっそうだ草壁隊とかどう??

って冗談はさておき(割と本気ですが)、この調子だと綾辻ちゃんの次回実況は難しいでしょうか。修が嵐山隊の二人に学ぶ、という流れになりそうなので、折角だから実況も綾辻ちゃんにやって欲しいところでしたが、ぐぬぬ。でも忙しいのにそんなことはさせられない。そしてこんなに忙しいのに嫌な顔ひとつせず修を受け入れてくれる嵐山隊ノブレスオブリーシュ。よく意味分かってないけどノブレスオブリーシュ嵐山隊!(気に入った)

改めて、あの記者会見は権力財力、世論、人材、修の知名度、いろいろなものを動かしました。修の功罪ですね。

(被せられた形になるので「罪」という言葉に違和感がなくはないのですが、あそこは上司である林藤支部長に「好きにやれ」とお墨付きをもらい、かつ彼は平隊員で責任をとるべき立場にはないとはいえ、修が、己の正義を貫くためにやったことなので、あえて功罪とします。)

というかもうね、挨拶が綾辻ちゃんです。これぞ嵐山隊のきれいなおねえさんです。満点です。こんなの好きになっちゃいます。恋的な意味でなくて愛的な意味で。

あと、非常に個人的なアレなんですけれども、綾辻ちゃんととっきーが事務作業をしているというあれこれがもう、もう、十分でございます。満たされています。私満タンでございます。本当にとっきーは、いやもう時枝充隊員とお呼びすることにしよう。時枝充隊員は何でも出来るな! どこに置いても活躍できるマルチプレイヤーというのは、圧倒的に目立ちませんが、最も重宝する役割でもあります。

てかもう……なんなの……「やったー いいとこのどら焼きだ」「♥」ってあなた……可愛すぎか!? 天使か!!?? 天使なんだな!!?? ガチのほう! 教会とかホテルの天井に描かれもおかしくないほうの、天使なんだな!!??
私も言われたい……猛烈に言われたい。綾辻ちゃんに、あの極上の女神みたいな笑顔で「やったー」って言われたい。いいとこのどら焼き買っていけばいいですか?

このシーン、栞ちゃんの気配りが行き届いていることを称えつつ、嵐山隊全員の株をあげているのがまた葦原先生お上手! 嵐山隊がお持たせの処理に慣れすぎているのがな! 嵐山さんがお土産の出資者について褒め、綾辻ちゃんがお土産そのものについて褒め(+喜び)、時枝充隊員と木虎ちゃんがお客様にお出しする段取りを……このお茶を出すまでの流れもさ、細かすぎるかもしれませんけれども、お客様が後輩の修だから、彼が畏まり過ぎないようにというところを配慮した、行き届いている完璧なホスピタリティーだと思います。もう素晴らしいよ、素晴らしい。全員サービス業界での社会人経験あるんじゃないの? 嵐山隊素晴らしいさすが広報部隊です。頑張れ茶野隊、これに追いつくのは大変そうだぞ!

単純に、木虎が後輩だからというよりは、修の要件が要件なので、話の主役である時枝充隊員を浮かせるためだと思うんですけど、木虎ちゃんがお茶を入れてくれるというのがなんともはや、もう彼女のお育ちの良さがよく分かります……性格の良さっていうか、性根の良さっつーか、品の良さって隠せないのよな……


▮ 憧憬をうけるために生まれてきた男

嵐山さんも「京介」って呼んでるんですね……あのもっさりイケメンてば後輩力も高いのか、すごいな。

「射手と銃手が一人で点を獲るのが難しい」というのは、まあさもありなんという内容ですね。嵐山隊も、諏訪隊も、銃手はだいたい二人一組での集中砲火が基本でしたし、三輪や木虎はブレードとの併用、出水も那須さんもアタッカーと組んでの戦闘がメインでした。そう考えると、那須さんの特別さと、那須隊のアンバランスさがよく分かりますね。くまちゃんがあれだけ悔しがった理由もしかり。

っていうか木虎ちゃんいちいち可愛いなオイ!!??

そして味方に「獲らせる」戦法の出水くんがまた着々と好感度を上げてきていやらしい。ランバネイン戦はまさしくそのスタイルでしたね。最終的には米屋側に行きましたが、米屋か緑川のどちらかで仕留めるように出水くんがランバネインを誘導しておりました。指揮したのは東さんだけど! それをちゃんと遂行できる出水くんやっぱスゴイヨネ!

「本人が『学びたい』と思ったなら そのタイミングを逃すのはもったいない」

この含蓄ある台詞。ちょっと待って下さい、嵐山さんは19歳でしたね、そうですね。うん。成熟してますなあ。

とりまる先輩と修のやりとりで何度か出てきた「………」という沈黙の答えはこれだったのか! と膝を打ちました。もー葦原先生こんな細かいところまで!
とりまる先輩も、嵐山さんと同じような結論を出してはいましたが、修が折角やる気になっているのだからもったいない、という沈黙だったのか……そしてそれをこんなにすんなり言葉に出来ちゃう嵐山さんも流石です。さすが公式ナイスガイは真っ直ぐ具合が違う。
心根が国道246号線のようにまっすぐだ。心根246だ! 言うほど246まっすぐじゃないんだけど!(©『終わりのセラフ』ラジオネタ)

嵐山さんは、もちろん師匠としても素晴らしいんですけど、教え方が上手いというより、こういう人になりなさいと誰もが言いたくなるような、精錬潔白なお人ですね。


▮ 好みのキャラが出てきたと思ったら14歳だった

↑なんかラノベのタイトルみたいじゃないですか?

チカちゃんの出世は確かに引くくらいのスピードですが、そこにやっかみや僻みを感じさせない出穂ちゃん! 来馬先輩が前言ってましたが、実際に戦うときにはみんな仲間なんだもんね。

そして茜ちゃん! 茜ちゃん私誕生日一緒なんですよ。当真さんも誕生日一緒なんですよ!! 親近感!!

あと、ボッコボコにされるの覚悟で言いますけれども、当真さんのさ「俺のリーゼントに乗っかるとは 違いのわかるネコ助じゃねーの」っていう言い回しがさ、ネコといいこう某テニスの氷の部長を彷彿とさせて……どうしてもッ どうしてもッ!!

奈良坂さんの射撃の的は相変わらずエクスタシーなんですけども、なんか(あんなにコミュ力に偏りがありそうな)奈良坂さんが弟子をとっていたという事実にもびっくりですし、その弟子が(奈良坂さんとは基本的に波長が合わなさそうな)茜ちゃんというのにもびっくりですし、新キャラ絵馬くん…ちゃん? くん?? や、当真さんのような才能をすんなり受け入れていることにもびっくりしました。どのくらいびっくりしたのかと言うと、今年のスパコミで出した奈良坂本を直したいくらいにはびっくりしました。

そしてそして、今までの奈良坂さんならなんとなく「そうでもない」と言い切りそうな印象だったのですが、ここでは奈良坂さん「そうでもないよ」ってちょっと柔らかいんですよね。当真さんへの、今まで見せていたような反発を表に出していないのも、今回は後輩(しかも女子)が周りにいるからなのかな? と思いました。後輩想いでフェミニストの奈良坂先輩、素敵だと思います!

そしてそして、当真さんと絵馬くん…さんの師弟コンビ(推定)が作る痕の美しいこと! ふたりともAB型ですかね。スナイパーAB型多すぎやしませんかね。

絵馬くん…さんと、チカちゃんと、緑川くんの14歳トリオを楽しみにまた一週間草壁さんを待ちます。14歳だいすき!