パーソナルカラー診断(初回)に行ってきました

何が何でもパーソナルカラー診断を(春が出るまで)受けたかったので、わたしの初めてはお手頃価格の大丸さんに捧げることに決めました。

 

大丸さんで受けるにあたっていくつか難所があったのでその紹介をしつつ、当日の流れの備忘録として残しておこうと思います。

dmdepart.jp

 

最初の難関:予約大戦争

 専門のサロンでがっつり見てもらおうとすると、確実に諭吉×1はかかります。それなのに大丸松坂屋さんのサービスでは一葉×1でおつりがくる! これは人気ある!! 自明の理!!!!

ということで、大丸松坂屋さんのファッションナビは大人気サービスです。

予約枠はなかなかの争奪戦ですが、数多のチケット戦争を経験してきたオタクなら何も恐れることはありません。
予約開始時間(私のときはAM11:00だった)と予約可能日(私のときは28日前だった)をきっちり確認して、会員登録(※必須です)やログインを事前に済ませておき、あとはタイミングで進むだけです。

予約開始と同時に全部埋まってない時点でかなり良心的。1分は確実に空席持ってますからね。決済もないし余裕余裕。

それでも予約がとれないよ~!!っていう心優しい淑女は、周りにいる喋るキンブレ(ライブによく行くオタクの意)に頼んでくれ。きっと一発で決めてくれることだろう。

 

当日までの準備

診断中は時間との闘いになるため、質問事項を事前にまとめておくといいです。色の繊細な機微を感じ取れない自覚がある方は特に!!

あとは用語ですね。パーソナルカラーで用いられる用語(春夏秋冬、イエベ、ブルベ、クリア、マット等々)を押さえておくのは基本として、色に関するもの(色の名前、色調のこと、彩度・明度等)もざっと目を通しておくと話がスムーズですし理解が深まります。たぶん

iro-color.com

絵を描いて色を塗るタイプのオタクは大体知ってることなので特に何もしなくても大丈夫です。

 

最大の難関:すっぴんで百貨店

これ、これですよ。

パーソナルカラーは基本的にありのままの姿で診断します。なのでノーメイクが基本。カラコンなんてもってのほかです。

私は普段から気の抜けた化粧ばっかりしていたので、百貨店にすっぴんでいくくらい、サングラスしちゃえばわけないわよと思ってた、んです、が、これが……予想以上に……つらかった……!

行くまでは別に平気だったんですけど。あの苦行は主に私のせいなんですけど。とにかく、マスクやサングラスなど顔を隠せるアイテムを持っていくことと、フルメイク(またはそれに準じたメイク)が出来るだけの装備は! 必ず!! 持って行ってください!!!!

 

間違っても「折角ノーメイクなんだから百貨店の化粧品カウンターでフルメイク頼んじゃえばいっか☆」みたいな甘えた考えはよしてくれ。泣きをみるぞ。
それが許されるのはよほどのすっぴん美人か、洋服とバッグと靴が全部ハイブランドのセレブか、常日頃からカウンターに通っていて顔見知りであるか、コミュニケーション勝者のみです。

 

診断当日の流れ

最初にお会計です。パーソナルカラー診断を知ったきっかけとか、受けてみようと思った動機とか、自己診断はどうでしたかとか無難な話をしてからいざ診断へ。
あ、カード決済できるよ!

 

1. パーソナルカラーの説明

パーソナルカラーの発祥がアメリカのデザイナーであることや、それを日本風にアレンジしたものが今の主流であること、各季節のイメージや該当する芸能人などの説明を受けます。

春がフレッシュで明るいイメージ、代表例は上戸彩さん、
夏が上品で透明感がある、広末涼子さん、
秋がゴージャスで目力がある(ちょっとおもしろかった)、北川景子さん、
冬は印象が強く個性的、小雪さんって言ってたかな?

予習していたのでこの辺は余裕。

 

お姉さん「お好きな色味が多いのはどのシーズンですか?」
食い気味の私「です」
お姉さん「では春になるように祈っておきましょう~(両手を合わせてくれる)」
大人の優しさが分かる私「うふふ(これ絶対春じゃないやつやん)」

 

2. 瞳の色、髪の色、手の色をチェック

白いスモック?(美容院でまかれるアレ)をつけながら、瞳の色とかをチェックされる。

 

お姉さん「瞳の色は普通ですね」
わたし「ハア(基準がわからん)」
お姉さん「瞳が明るい方は鏡越しでも瞳孔が見えます。逆に暗い方は近くで覗き込まないと瞳孔が見えません。お客様は鏡越しでは見えませんが、向き合うと分かりますね」
わたし「(わかりやす~~~~い!!!!)」

 

お姉さん「地毛はあんまり黒くない方ですか?」
わたし「どうでしょう? めっちゃ黒いねって言われます(気にしてる)」
お姉さん「確かに茶色くはないですね。ソフトブラックでしょうか」

 

お姉さん「手のひらの色は……赤みがありますね」
お姉さん「腕を見た限りではブルーベースっぽいですが……実際にドレープ(色のついた布)をあてて見ていきましょうか」

 

3. ドレープ診断(上級)

4種類、それぞれの季節のカラーの布を顔の下へ当てていく。それぞれの違いを実感できるように最初は何も言わず流して、2回目に解説をしながらゆっくり見ていくとのこと。

7~8色×4季節分の布を当てて、顔色が明るくなったりするのを見るらしいのだが……不安しかなくて……慣れてくると違いがすぐ分かるようになるってお姉さん言うんだけど……

 

お姉さん「まずピンクです」

シャッ(夏ピンク)
シャッ(秋ピンク)
シャッ(春ピンク)
シャッ(冬ピンク)

わたし「……………………」
お姉さん「…………」
わたし「…………………………………………」
お姉さん「……どうですか?」
わたし「何がどうでしょう!!!!????」

お姉さん「ゆっくり見ていきますね。まず夏……は、お顔が白くなりますがちょっと青白いかな」
わたし「????」
お姉さん「秋はちょっと黄色くなりますね」
わたし「????????」
お姉さん「春は、うん、ちょっと黄色が入りますが、明るくなりますね」
わたし「そうですね」
お姉さん「冬は、肌が白くなりますが影が濃くなりますね」
わたし「????????????????」

お姉さん「夏と春で見比べてみましょうか」

お姉さん「夏の時と比べて、春の方がお顔に赤みが入るのが分かりますか?」
わたし「分かりません!」
お姉さん「頬の真ん中あたり(指差してくれる)が分かりやすいかな」
わたし「んっんん~~~~!!????」

 

お姉さん「他の色行きましょうか、黄色です」

シャッ(夏イエロー)
シャッ(秋イエロー)
シャッ(春イエロー)
シャッ(冬イエロー)

お姉さん「ん~やっぱり黄色くなりますね。黄みが苦手なのかも。冬は多分違いますね」
 

もうね!!!! びっくりするほど!!!! 違いが分かんねえのよ!!!!!!!! すごいよ!?

プロが見れば一目瞭然なのだろうが……本当に分からない……己の顔を客観的に見れない。

 

4. ドレープ診断(中級)

お姉さん「青いきますね」

シャッ(夏ブルー)
シャッ(秋ブルー)
シャッ(春ブルー)
シャッ(冬ブルー)

お姉さん「やっぱり青白くなります。冬はなしでいいでしょう。青みの強い色も苦手ですね」

全人類がイエベとブルベにきっちり分けられると思っている私「!!!!!!?????????????」

 

お姉さん「緑あてますね」

シャッ(夏グリーン)
シャッ(秋グリーン)
シャッ(春グリーン)
シャッ(冬グリーン)

お姉さん「夏と秋比べてどうですか? 夏が青白くなって、秋の方がお顔が明るくなるのが分かりますでしょうか?」
わたし「んん~?? なんとなく……」

お姉さん「瞳の色が分かりやすいかな。夏や春に比べて、秋の色だと黒目と白目の色がハッキリするのが分かりますか?」
わたし「あっこれは分かります!」
お姉さん「逆に、柔らかい印象にしたいときは春の色がいいですね」
わたし「(逆に?)」

 

そこから赤、白あたりの色を当てた結果、私のパーソナルカラーは『秋』ということになりました!!!!!!!!

 

お姉さん「イエベでいいと思いますよ^^」

 

5. セカンドシーズン

セカンドシーズンは、輪郭の線が綺麗に見えたり、引き締まった印象に見える色を選ぶとのことです。ファーストシーズンは血色重視だったので、使い分けかな?

まあここまでの説明を聞けば、セカンド『夏』は納得でした。確かに春に比べて輪郭がすっきりしたように見える。これは分かる。

 

6. コーディネートアドバイス

おすすめコーディネート例として、アプリコット、レドグレー、差し色でチョコレートのコーディネートを当ててくださいました。

 

お姉さん「季節というよりはペールトーンで統一して、暖色と寒色どちらもお使いになる方がいいです。差し色としてブラウンやネイビーを使ってくださいね」

わたし「鮭だ!!!!!!!!

お姉さん「上に羽織るならこちらのグリーン(こんな色⇒がお似合いです。お砂糖を混ぜたような、和菓子のような色を選んでください」
 

お姉さん「カラーチャートにお似合いの色の印をつけておきます。印がついていない秋の色よりは、印のある夏の色、春の色の方がお似合いです」

 

7. 質問タイム

① 「アクセサリーだったら金と銀どっちがいいですか?」

 アクセサリー問題、地味に困っていたんです。家族がシルバーばかりなので、自然と私もシルバーばかりを選んでいました。でも色というよりはデザイン? のような気がしていて、細身で華奢なものであれば、シルバーもゴールドも行けるような気がしていたんですよね。

実際にジュエリーショップで試着させてもらうと、セールストークとはいえ細身のものであればシルバーもゴールドも褒めてもらえます。ピンクゴールドだけは何も言ってもらえませんでした(フラグ)が……ピンクゴールド……肌馴染みがいいんじゃないのかピンクゴールドよ……!!

金の折り紙と銀の折り紙に手をあてて比較する方法もやってみましたが、金は肌に金色が反射してしまうので、似合うのは銀だろうという自己診断(+友人診断)でした。

 

黒のドレープを当て、デコラティブな髪留め? を顔に近づけて確認しました。

 

お姉さん「シルバーだとちょっと冷たい印象になりますね。ピンクゴールドがいいでしょう」

わたし「!!!!????(今日イチのおどろき)」

お姉さん「イエローゴールドは苦手かもしれませんね。シルバーとゴールド混ざったようなデザインがいいです」

 

② 「オレンジが着たいです」

緑はとりあえず確保できたとはいえ、イエベ診断にも関わらずイエロー系が全滅です。なんとかオレンジを確保したい私は、オレンジ活用法について尋ねてみるのであった。

 

お姉さん「オレンジはどうしても着なければなりませんか?」
わたし「(そんなに!?)」
お姉さん「応援しているチームがオレンジとかですか? オレンジはどうしても着なければなりませんか??」
わたし「出来れば着たいですね(2回言われた)」
お姉さん「オレンジをどこにお使いになりますか?」
わたし「トップスと……爪とか……?」
お姉さん「オレンジ以外のストールとかは巻ける状況ですか?」
ベージュのストールを巻かれる私「(そんなに!!??)」

 

お姉さん、カラーシートの『秋』の欄にあるオレンジ系3色に×印をつける。

 

落ち着いてきたお姉さん「でもチームカラーなら、周りの方みなさんオレンジなんですよね?」
わたし「(そうとは限らんけど)まあ、そうですね」
お姉さん「でしたら大丈夫です。そういうイベントの時だけでしょうし、こうしてずっとオレンジの布を当てていたら目が慣れてきました」
無駄に前向きな私「でも大丈夫ならオレンジ使います!! ありがとうございます!!!!」

 

総括

ということで、己は『秋』の女であることが判明いたしました。

正直、もっと「似合う」「似合わない」色がはっきり分かると思っていたので、そこは少しだけ残念でしたが、ベージュや茶色や色味のない服を選んでいた20歳前後の私の感覚は正しかったと……いつも友人に「なんで毎日茶色着てるの?」と言われていた私は間違っていなかったと……ほんとかな……色を指摘されるということは似合っていなかったのではないか……???? まあでも茶色好きだしいいか…………

 

似合う色の範囲がめちゃくちゃ狭いのは分かったが、それでは生きていけないので、なんとかして活路を見出したいところ。黄緑とオレンジは懲りずに使い続けます。

 

秋ならゴージャスなアクセサリーが似合うとか、ゴールドが似合うとか、秋ならオレンジが似合うとか、オレンジが……似合うとか……!! そういうテンプレに憧れていた私には、パーソナルカラーという分類があっていなかったということなのかもしれない。(世界の中心は俺的発想)

 

まあイエベという結果はサイッコーーーーに嬉しかったので今後「わたしはイエベ!!!!!!!!」と高らかに宣言して生きていきます。こんな締めだと説得力ないかもしれないけど本当にすっごい楽しかったから、興味があるなら一回受けてみるといいと思うよ!

 

※余談だけど、初めてすっぴんで百貨店の化粧品カウンターに行ったらまるでそこに存在していないかのような……透明人間になった気分を味わえた……いやきっとお姉さんに話しかければ快く対応してくださったと思うんだけど こっちが丸腰なもんだから何も出来なかった すごかった 絶対化粧して行った方がいい 化粧さえしてれば変な田舎のオタクでもカウンターのお姉さんはウエルカムしてくれる

 

 

行くまでの話はこっち

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