ワールドトリガー118話を読んで

B級ランク戦が一段落し、草壁隊長の気配を孕んだボーダー上層部の作戦会議が開かれ、いよいよ「大規模侵攻編~リプライズ~」の様相が色濃くなってまいりました。今回はまさに超精鋭部隊ともいうべき面々で『抗戦』するようですが、はてさてヒュースくんの立ち回りが気になるところでございます。


■ やっと出てきてくれた草壁隊長(の名前)

A級4位であることと、エンブレムがコカトリスバジリスク?)のようなものであることと、隊服のようなものと、本部所属であること以外の情報が全くなかった草壁隊。あまりに緑川駿くんだけが露出を増やしていくため、草壁隊は緑川駿くんのイマジナリーフレンドだとか、非実在だとか、いろいろ言われておりました。もうそれ悪口だからね!!??

ここにきてやっと、草壁隊が「隊として動いている事実」をキャッチすることが出来て、私はひたすら嬉しいです。草壁隊は存在しました!

草壁隊と、初登場A級8位の片桐隊は、県外でスカウト活動をしているとのこと。ボーダー隊員の確保も重要なミッションですから、仕事として “アリ” なのは承知しております。ただ、これをうけて、大規模侵攻時に不在だった理由は県外スカウトをしていたためと決定づけてしまうのは、いささか早計ではないかと思う次第です。
あくまでも今回の会議を欠席している理由が県外スカウトなだけであって、っていうか大規模侵攻(1月20日)から現在(2月中旬)まで県外出張が続いているとはとても思えないですし、ルーチンだとしても、県外出張をA級の特定部隊にだけやらせるというのは、一般的にはおかしな話です。
(隠密任務に当たる風間隊のように、内容にマッチしている能力を有した部隊である可能性もあるため、一概には言えませんけども)

正直なところ、大規模侵攻のときにも草壁隊が県外スカウトに出ていたということになると、緑川駿くんはお留守番を食らっていることになります。
年齢的な理由なのかもしれませんが、そんな1か月近い長期の任務からハブられるなんてひどすぎる以外の何物でもない耐えられない。
なので私はひたすら、草壁隊が県外スカウトに出ているのは今だけ(というか大規模侵攻後の入隊希望者増大を受けての臨時任務)であって、大規模侵攻時には別の要素から参加できなかったということにしておいて欲しいと切に願うばかりです。


■ 寺島雷蔵(21)←癒やし

先週新登場となった「ガロプラ」と「ロドクルーン」は、慣れない語感からしていかにもですが、やはりギリシャ語で『 γαλοπούλα (七面鳥)』と『 ροδοχρουν (ピンク)』なんですね。読めねえ~~~

エネドラッド(公式)はすっかり情報源としての立場を満喫されているようです。いつだったか「玉狛に~捕虜の態度も大きくなる」と文句たれていたような気がしますが、あらあら鬼怒田開発室長のお膝元にいる捕虜もかなり態度が大きいようですぞ!

あの通称丸船さんのお名前がついに判明! エネドラッドちゃんを上手く操縦されているようで、っていうか葦原先生のかかれるふくよかさんは、ゾエさんといいなんでこうも癒し系なんだ……エネドラさんの中身というかトリオン受容体は映画好きなのかよ……そもそもラッドになってからの記憶の蓄積どこにしてるんだよ……トリオン受容体って脳そのものなの? 結合しちゃってるの??? 脳の機能持ってるよねもうこれね!!?? この技術を応用すれば、ヴィザ翁の知識を持った次世代トリガー使いを生み出せるんじゃないの……SF最高だろ……ラッドに移植出来るということは、理論上トリオン体には移植出来そうなので、人体には無理でも、トリオン製アンドロイドに脳浸食したトリオン受容体を埋め込んでコアにするっていう…そういうの……ダメかな…ダメか……ジャンプでやる内容じゃないな!!


■ アフトクラトルのお家事情

ハイレインさんとランバネインさんはお名前が似ているし、見た目も似ているので、実の兄弟であることはほぼほぼ間違いなさそうなんだけれども、歴戦のヴィザ翁が二人を立てているので、この血筋はかなりいいお家柄のようです。

○○イン家がかなりのやり手な可能性もあるけれども、それはひとまず置いておいて、もしアフトが単純な軍事国家であるならば、ヴィザ翁はかなり地位のある方であるべきで、まだまだピヨピヨなこの兄弟に従う必要はないわけです。そういう意味では、アフトクラトルは何か他の政治体制を敷いている可能性があるんじゃないかな!?

じゃあどういうスタイルかというと、やはり神の国を謳うからには、神が最高権力者であるのが自然な流れで、となると、マザートリガー充電器となった神の血縁者が、国の有力者になるというのが有力ではなかろうか。神として一生を国に文字通り捧げるのだから、そのくらいのリターンがあってもいいよね?

神選びの身内のゴタゴタ、というのが、「選ばれた神」ないし「選ばれなかった神候補」について利権がついてくるということを示唆していることに他ならない気がしています。
こういう権力争いのお家騒動(しかも侵入者を捌けないほどのドンパチ具合)大好きなので、アフトクラトルの詳細が楽しみです。ヒュース役の島崎さんが仰っていた「ヒュースの真相」も気になるところですしね!

そういえば大規模侵攻では「雛鳥確保(トリオン生産用・量重視)」から「金の雛鳥確保(神候補・質重視)」へと目的が(迅さんの誘導で)変化したわけですけれども、千佳ちゃん捕獲に失敗したとき、ハイレインさんは「計画通り」に「ヒュースを置いていく」と言っていたんですよね。「優秀な人材」であるにも関わらず。
アフトクラトルがお家騒動で揉めているという事実が判明したことをふまえ、このことをもう一度考えてみると、ヒュースが神候補の一人だったというのが最も単純な構図でしょうか。金の雛鳥(神候補)がいればヒュースの優位が失われ神から外れるため国に帰っても問題ない、でも金の雛鳥がいないならヒュースが上位の神候補なため、アフトが手を出しにくいミデンに置いて帰ると……となると、ハイレインや当主(同一かな?ちょっと微妙)の意思とは相対する、むしろ及ばない権力があるということになりまして、これはこれは大変面白くなって参りましたということで……ああああアフトクラトル編が読みたい!!!!


■ レッツ!スナイパーティー!!

射撃して当てた部分にマーカーがつくとはますます増してきたサバゲー感……! サバゲーというシステムが大好きなのでこれは嬉しいです。ほんと、何より人が死んだり傷ついたりしないのがいい。

ユズルくんと千佳ちゃんの銃撃戦が、こう、スナイパーは言葉じゃなくて銃弾で語り合うんだ!(物騒)みたいなガッツを感じてめちゃめちゃ滾りました。
そして安定の当真先輩、600m先の動く小さな標的にもピンポイント射撃です。相手を撃った的中点は低いですが、自身の被弾ゼロということは、なんとまあとことん実戦主義なお方。っていうかすごいな!!??

イズホちゃんと当真さんの会話からするに、かなり親しげな様子なので、これはもう当真(師匠)、ユズル(仮弟子)、イズホ(弟子)という構図でいいのかしら? そうなるとユズルがイズホちゃんにとっての兄弟子(仮)ということに……!なんてかわいらしいの!
そしてマーカーつけたスナイパー達がめちゃくちゃかわいいので、本当にスナイパーだけの会合が見たい。とても見たい。スナイパーティーが見たい。

そしてユズルくん。千佳ちゃんに鳩原先輩を重ねたからなのか、本当に恋しちゃったからなのかは定かではありませんが、本当に記録全部観たんですね!?

ユズルくんが千佳ちゃんを「雨取さん」、イズホちゃんを「夏目」と呼んだのが何故じゃと若干引っかかったのですが、ユズルくんがイズホちゃんの兄弟子(仮)なら違和感ないし私も嬉しい楽しいなので、そう理解することにします。 

 

来週はユズルくんが鳩原先輩との想い出話をしてくれるんでしょうかね、草壁隊長の出番を待ちつつソワソワしたいと思います!